2月の「あっ」(その1)

2月某日【皆テンパり始めた日】 

アカデミー宮古講座、絶賛出席奨励中。石澤学長&飯岡総括が必死に作業を進める脇で、アカデミー(塾生)出向者の皆に電話をかけ続ける。
「…え? アカデミーって何かって?」

ちなみにこの問いに、「行けばわかる」「言ってみな、楽しいぞ」
と答えるのが毎年の事で、それは事実嘘ではないのだが。
私流のアレンジを加えた回答は、これだった。

「岩手県選抜変な人コンテスト」
『アホ――!!』
目の前に居た石澤学長&飯岡総括が、声を出さずにそう言っている。
そして電話を切った瞬間。

「さとる。お前はアカデミーというものを何か致命的に勘違いしてる!」
「そうですか?」
「だいたいお前、アカデミーのどういう所を見てきた?」
「えーとですね」

<2003年>
 ・悪夢の台風閉校式

<2004年>
 ・バニーガイ
 ・悶絶パン地獄

<2006年>
 ・K氏(M青年会議所)、さおりさんについてしみじみ語る。それにしみじみ頷く。
 ・悶絶シュークリーム地獄

「というのが主だった思い出なんですが」
「全部研修プログラム外じゃねえか!」
「そう言えば全部塾生だった時以外の記憶ですね」
「真面目に塾生の時のことを思い出せ」
「うーん…」

<2001年>
  ・体調不良で全欠

「としか書けないんですが」
「あのなぁ…」
「あ、もう一つありました」

<2001年>
・ブロック卒業式で、ようやく塾長に初対面&お詫び
・盛岡での打ち上げに参加の約束をする

「…行ったのか?」
「忘れたんですか?」
「何かあったっけ」

・数日後、肝機能障害で緊急入院。打ち上げ欠席。

「という訳で、私が研修プログラムについて知らないのは当たり前なんですよ」
「威張るな」
 悪い方向に息の合った私と石澤さんのボケツッコミの応酬に、飯岡さんは最早コメントする気力も無い。それを見て、改めて石澤さんが呟く。
「だいたいな、俺たちが企画を作ってるのに変な事をやる筈ないだろ、研修で」
「あ、そうなんですか」
「そう、研修で」

 ……?

「研修で?」
「研修で」

 ……。

「研修で?」
「研修で」

 …見えた。

「つまり、研修プログラムはともかく…」
「皆まで言うな」
 そのやりとりを見ていた飯岡さんが、対応に困り果ててひたすら苦笑いを浮かべていたのは言うまでもあるまい。



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