9月の「あっ」:その1
2007年 9月 21日 (金) at 22:069月1日(土)【さまよえる岩手県民・序章】
いよいよ本番、東北青年フォーラム。
ところが、案の定というか例年通りと言うか、私は夜になってからじゃないと宮古を離れられないという状況。もっとも、(古館)慶樹さんも同じように日中仕事、という事だったので、最後発部隊として夜から湯沢に合流する事になっていた。宮古発が18:30~19:00前後、つまりだいたい時間読みの通りであればLOMナイトが開始される10時には湯沢に着ける計算である。
の、だが。
湯沢に出発する数日前、山舘さん曰く。
「でも、和山くんの事だから、今年も迷子になるんでしょ?」
「失礼な。あれは事故ですよ事故」
「…普通の人はああいう事故を起こさないって…」
――ちなみに昨年のフォーラム初日(土曜日)の夜――
http://jc520.com/wp/06/archives/81
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「大丈夫ですよ。今年はちゃんとどういうルートを辿れば辿り着くかきちんと調べてありますし、皆にも送った通り宿舎と会場の地図も地番も連絡先もきっちり調べてありますから」
「当たり前だって、それ…」
という訳で、けいじゅさんを乗せていよいよ宮古を出発。
当たり前と言えば当たり前なのだが、盛岡南IC―北上JCT―秋田道と順路は順調。そしてほぼ時間読み通り、21時50分頃湯沢ICに到着。
そこでやっさんから電話。
「もしもし?」
『さとるー、着いた?』
「はい、今インターを降りて文化会館の前の辺りです」
『そっか、じゃあもうすぐだな』
「はい、きっちり合流出来ると思います」
後は、この目の前の398号線に乗っていけば宿舎に着ける筈だ。
「で、どっち行くんだっけ」
けいじゅさんがそう言ったのを受けて、地図を取り出す。
地図を。
ち…ズ…。
地図忘れた――!!
「え、ええっと、ほら、目の前のバスがいかにもそれっぽいじゃないスか」
「あ、そう言えば…」
『それっぽい』の内容については、そこはかとなく察して頂くとして、とりあえず我々はそのバスの後ろをついて行く事にする。
10分経過。
「…おかしいな…」
「?」
「確か5分も走れば宿舎につく筈なんですよ」
「はあ」
「しかも、そこからさらに5分も走れば駅前のはずなんですよ」
「…湯沢駅前って標識、一度も見ないよね…」
「うーん…」
さらに10分経過。
道路が2車線になった上、あからさまに山の中に道が続いているようなところに来てしまう。
「おかしい。これは絶対おかしい」
「とりあえずUターンしてみますか」
さらにその上で、コンビニに寄って道を聞いてみる。
「湯沢駅前ったらば、どっちだべね?」
「この道をあっちに行けばいいですよ?」
コンビニの店員さんが指差した「あっち」とは。
我々がやって来た方向。
「しまった――!!」
「最初にバスについて来ちゃったのが間違いだった――!!」
「大懇親会から真っ直ぐ帰る真面目なLOMもあるんだ――!!」
教訓。
自分たちを基準にものを考えるのは、止めましょう。
という訳で、慌ててUターン。
今来た道をもう一度戻り、ひたすら逆方向に走る。走る。走る。
30分経過。
「…どう考えても来すぎましたね…」
「どこだよ、湯沢駅前って…」
「とりあえず、もう一度戻りましょう」
その上で、完全に山勘で人通りの多そうな方向に舵を切る。
そしてそのうち。
「あ!」
「やっと出た! 湯沢駅前だ!」
という訳で、湯沢駅前にとりあえず車を動かす。
だが。
「うーん」
「ものの見事に止める場所が無いですね…」
「とりあえず、もう一度宿舎を探しますか」
そしてわき道に抜けつつUターン。
しようと思った直後。
「あっ」
「えっ?」
「LOMナイトの店に着いちゃった」
「ええ―っ!?」
「とりあえず俺、車どっかに止めて来ますから、けいじゅさん、先に店に行ってて下さい」
「はいよ」
…そして湯沢JCさんの設営した案内所の前を通り、店にほど近い有料駐車場に車を止めてLOMナイトの会場に向かう。
そして店に入った瞬間。
「すんません! やっぱり今年も迷子になりました―ッ!!」
私にできることは、その台詞とともに土下座する事だけであった。
…これが、この後続々と起こり続ける珍事件に比べればほんの序章に過ぎなかったという事は、神ならぬわが身には予想もつかない事であった。
(PART2に続く)